おたくはどちら

つれづれ

ぬきたし感想

このゲームに対する自分自身の扱いをひじょ〜に悩んでいて、だいぶ書き直しました
私のゲーム歴の中でも上位に入る面白さだったのでどうしても勧めたい

「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」感想です。明確なネタバレはたぶんない。というかネタバレ部分取り去ったら3分の1に圧縮できたわお前普段どんだけ無駄にくっちゃべってんだ

公式: ‪http://qruppo.com/


まず!!!音楽がいい!!!!サントラポチった

こういったADV・ノベルゲーム形式の強みの一端として音楽っていうのはやはり大きな部分を担っていて。
「ビッチなんかに絶対負けたりしないスタイリッシュ逃亡&バトルADV」だけあって、逃亡描写や戦闘描写での音楽は熱く盛り上げてくれます。
ゲームBGMは作品中の体験込みで完成すると思っているので、人に音楽単体では勧めないけど(もちろんそれ単体で聴いても良い音楽であることは語弊のないように付け加えておきます)、ゲーム作品として音楽をポイントに挙げたいです。

「Alea iacta est!」という曲を聞くたびに脳が絶頂するし「ケツ路を開け」や「強きモノども」が流れるたびに血が沸き立つ身体になった




ストーリー。
ルート分岐する選択肢はひとつしかないので分かりやすい。これまでこういう個別にヒロイン攻略するゲームほとんどやってこなかったから逆に新鮮だった……。
基本的に頭悪い文章なんですがこっちのIQも下がるので、より展開を素直に大きく受け取れるってのもあると思います。ドスケベを題材にしたレジスタンスの少年マンガ
秘密基地とか、スパイアイテムとか、そういう男の子が好きなものも詰まってる。学校にテロリストが…の妄想してた人は買いだと思います。
私は王道展開が好きなので波長がピッタリ合いました。所狭しと敷き詰められたパロネタやテンポのいい会話もすき(オタクなので)。ストーリー重視なのでエロ目的じゃなくても楽しめます。楽しみました。


主人公・橘淳之介くんがオタクとしての共感を持ちつつ、熱い男なのでつい応援してしまう




個別ルート。
畔美岬→渡会ヒナミ→片桐奈々瀬→グランドルートの順に攻略しました。
妹ルートがないのは主人公にとっても妹にとっても家族だからなのだろうと思います


橘麻沙音(茶)、片桐奈々瀬(金髪)、渡会ヒナミ(ピンク)、畔美岬(青)


美岬ルート。
正気か?もちろん狂気。
他ルートでは影薄い、デブ、謎の下ネタの3点でキャラ立てしていく彼女ですが、いざ個別ルートに入ってみればひと味もふた味も違う…というか、なんだこれ?
天ぷらそば注文したらトッピングガン盛りにマヨネーズぶっかけられてコーラ添えて出てきたみたいな。

それでもヒロインの中で美岬ちゃんが一番好きになりましたし、全ルートひっくるめてこのルートが最高だと思ってます。陰が薄いことを当人はモブ顔と言っていますが、「モブ」というキャラ付けをここまで活かす作品は初めて見ました。
理屈じゃない。愛で道理を引っこめろ。

mmns作戦後までで女部田郁子さんがかなり好きになっていて、頭の中ピンクなだけなようでそうじゃない、敵側としての魅力がガッツリ詰まったキャラでした。
職務に忠実なところとか、糺川礼との掛け合いとかね。
というか敵サイドであるSSのトップスリー(冷泉院桐香、糺川礼、女部田郁子)があまりに魅力的すぎる……。このゲームこの3人抜きに語れないと思う


女部田郁子(水色)、冷泉院桐香(緑)、糺川礼(黒)


ヒナミルート。
合法ロリであるわたちゃん先輩ルートです。ロリじゃありませんけど!!
先輩後輩モノ。抱擁力があるからといってロリをママ扱いするのは許さねえからなぁ〜〜????(過激派)
でも甘えたくなるのはすげーわかる

いや、でも、まあこれは先輩後輩モノのルートでしょう……。既プレイの人は私が言わんとしてることがわかると思います。
学校というか、組織ならではの上下関係と付随した独特のコミュニケーションがルート特有。
橘くんがヒナミの魅力を「聞き上手で褒め上手」と言っていましたが、なるほど確かに……。他ルートでもそういう場面は多くあります。
ヒロイン3人の中で最もシリアスなルートなので、バカゲーよりそちらが好きな人はこれを一番最初にプレイするといいと思います。そもそもタイトルで購入避けてる気がするけど。

SSは糺川礼の出番が多いです。このあたりで1ヒロインにつき1人割り振られてるのだろうなと勘付く。



奈々瀬ルート。
我らがギャルビッチ。泣きぼくろ。中出しバケツリレー。共通ルートの印象的には奈々瀬ルートが最初の選択の多数派になるように調整してるのかなぁと。
たまに出る「〜なのだわ」って語尾が非常にツボ。

オタクが好きそうなキャラという面では期待を裏切らないんですが、良くも悪くも仕事が多すぎるのと本人の性格もあって狂言回しになりがちなんですよね。逆に言えば他2ルートが異質なのでそれに比べると直球で親しみやすいかもしれない。
童貞処女厨純愛オタクの主人公から見ればある意味真逆に立つ存在であって、主人公のパーソナリティの揺れ動きを見るルートとしてはかなり良くできていると思います。

SSサイドからは生徒会長・冷泉院桐香。圧倒的なカリスマを持ち、どこか浮世離れした雰囲気を漂わせつつも1年の後輩ポジというのが超絶ウルトラ強いです。奈々瀬にぶつけるだけはある。


グランドルート。
グランドルートとしか言いようがない。他のルートやってるからこそのグランドルート。これをグランドルートと言わずに何と言う。あーグランドグランド。
選択肢はルート分岐選択肢ちょっと後に新しく追加されます。


ほんと第一印象と名前で回避するのがもったいないので……。朝のシーンは毎回嬌声から始まるしエロワードが出ない方が少ないし背景は大抵モブがヤってるけど 後生だ

Is the island Utopia or Dystopia ?