あいますのはなし
最近はコンテンツの終わりとは何か〜ということについて延々と思考が廻ってます。ぼんやりと前から思考の隅にあったものが、グリマス終了で形を伴い始めた。
終わりが設定されていなかったものに与えられたエピローグ。
私がアイマスで好きな曲に「Eternal harmony」という曲があります。ミリオンライブのLIVE THE@TER HARMONY 04に収録。
歌唱は如月千早・豊川風花・徳川まつり・エミリー・ジュリアによるユニット【エターナルハーモニー】。
5人のハーモニーが聴いていて気持ちいい、楽しい曲です。コールも。
グリマスではこのCDに関連したボイスドラマが展開されており、登録すれば誰でもすぐに楽しめます。
エターナルハーモニーというユニット名自体は社長から言い渡されたもので特に解説などはなされていませんが、私たちの魂を歌声に乗せて、いつまでもどこまでも届けよう。そんな曲です。
ARE YOU READY?
LOVE! & SOUL! 届けたいよ
キミの声聞かせて I FEEL IT!
ドキドキがハジけてくよ
ココロに響いてる
この胸の奥 途切れない永遠に
エターナルハーモニー
もっと FEEL WITH ME!
永遠。
長い長い、とても長い概念。
終わりのない遠い道のり。
時間という言葉すら小さく見えるような全ての過去・現在・未来。
勿論そんな長い期間、歌を届けるなんて無理な話です。
でも、永遠って、誰がわかるんでしょうね。
人の寿命は80年。科学技術や文書伝達によって記録される歴史はあれども、人の子ひとりが自分自身で体験できるのは自分の寿命以上にはありえません。
少なくとも、ひとりの人間が自分自身のものさしで測れる永遠(ながい時)は、生きてから死ぬまでであるはずです。
この曲に冠される永遠。
それは、この曲を届けられた誰かのこれからの未来。
「記憶の中で色褪せない 永遠に」
ずっと胸の奥に残せるような歌を届けようと、アイドルは歌います。
歌う自分自身の記憶にも。
隣に立つ仲間の記憶にも。
応援しているファンの記憶にも。
プロデューサーの記憶にも。
そして、次元の壁を超えた私の記憶にも。
「もう『ひとりきり』なんて思わないよ」
踏み出した千早から、仲間たちと。
「1,2,3! 紡ぎ出すシンフォニーに思いを託そう!」
誰でもなくたったひとりのあなた/わたしに向けて。
ライブが・ゲームが・アイドルが終わっても、どこまでも残り続ける経験や思い出。そんなものにして欲しい。
そう。そんなものになったんです。
ユニット【エターナルハーモニー】と、私の一対一。
彼女らの勝ちです。
この1年間、ずっと自分なりに見つめてきた。
まだまだ時間は短いけれど、それは他人含めた尺度であって、アイドルマスターは濃密ななにかを与えてくれました。
感動という言葉は陳腐でしょうか?
「感」情の「動」き。
これは私の永遠です。
今後いろんなものに触れても、きっと今の時間をこのコンテンツで燃やした記憶は忘れない。
そうだろうと思うし、いつまでもそうであって欲しいと願います。