おたくはどちら

つれづれ

10. I'm so free!

いえい、ゲームの話。
もう一本あるけどまた今度。

ビジュアルノベル「ファタモルガーナの館」、クリアしました。西洋浪漫サスペンスホラー。3DSやVITA、iOS(960円)でもプレイできるらしいですわよ奥様。
Steamのサマーセールで購入。タイトル自体は直近まで知らなかったんですが、良い機会だと思ってノベルゲームでヒットしたやつをパケ買い。
Another episode(外伝)もあるんですが、そっちはまだ買ってないです。15時間ほどで最終エンディングに到達。


つらつら所感。でかいネタバレはないです。

「わたし」が迷い込んだのはとある館。
呪われた、魔女の館と呼ばれる場所です。
館の様々な時代で起きた悲劇。館の女中と「わたし」は扉を開くことで、過去の館の記憶へと飛んでいきます。

基本的にどの章も男と女がらぶらぶする話なのですが、やはり私の推しは3つ目の扉、1869年に生きる資産家の話。
産業革命、激動の時代。話の核となるのは、鉄道によって金と権力をその手に掴もうとする男ヤコポとその妻です。


ドラマCDにおいてヤコポがCV:諏訪部順一という時点でいろいろ察してほしいんですが(Wikipedia見た、ゲーム内にボイスはないです)、基本的に疑り深く、誰のことも信じようとはしません。それでも妻である彼女は彼を想っていて。

彼がメインの3章ではそれが切なくて辛くてキレてましたね、ほんとに。私は作品に対して物理的に涙を流した(目から水分が落ちた)記憶がほとんどなくて、たぶん最後に泣いたのがクソ暑い夏に映画館まで電車で観に行ったディアルガvsパルキアvsダークライなんですが、ヤコポくんに関しては心が泣きそうでしたよ。ヤコポvs妻vsダークライでした。顔は泣いてないけど心はしんどい。

音楽も時代に合わせたものを取り入れていて楽しかったです。

これはヤコポが現れているときによく流れる曲。ジャズ調で一番好きです。

ネリーちゃんかわヨ。

公式サイト。
http://novect.net/fatamorgana/