おたくはどちら

つれづれ

【第一回】ロマニティとアーミラリのなんでも質問箱

竹「ロマニティと」

機「アーミラリの」

竹&機「「なんでも質問箱〜〜」」

竹「というわけで記念すべき第一回、始まりました。お送りするのはFHセルノーベクション序列第六位、浪漫竹(ロマニティ)と」

機「第五位、意図紡機(アーミラリ)だ。存在しない読者からの存在しない質問に答えていくよ」

竹「……」

機「……」

竹「えっと」

機「うん。掴みはバッチリだ」

竹「……まず、コーナー設立の経緯からお願いできますか?」

機「『できるだけ少ない労力で裏設定を開示したい』、とのことだ。あんなことからこんなことまで、ぶっちゃけお前以外気付かないだろという小ネタまで詰めていくよ」

竹「灼眼のシャナ好きっすねホント」

機「ラノベで同じような企画をやっていた話だね。そういうので育ってきたらしいから」

竹「というかなんでこの人選っすか?既に年末シナリオや葡萄螺旋に出ているアタシはさておいて、本編より先にキャラを出すなんて暴挙が許されていいんすか」

機「本来は葡萄螺旋にUGN支部長の枠で出るはずだったが、色んな事情で削除されたらしい。ぶっちゃけアルフレイムでもしばらく出ないだろうということでなぜかこっちに出番が来た」

竹「やるにしたって、飴覚細工サンとか奇術師姫サンとかほかに適任がいると思いますけど」

機「それも関連して答えられそうなので、企画に入ろうか」

竹「あ、はい。がんばりましょう」

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Q1. ノーベクションのメンバーについて教えてください! 山梨県・J

機「というわけで早速一つ目のお便りから返していくよ」

竹「アタシたちの内訳っすね。実際どこかにまとめたことはなかったかな」



機「第八位、深淵蜂(アヴィスパ)

竹「おじーちゃんっすね。T-fal学園のキャンペーンボスにして校長先生、死亡済みっす」

機「問答無用で倒せるボスは PCと交流を持つボスと同じくらい大事とは本人の弁だ。心の情動なく殴れるってのはスッキリするもんさ」

竹「今回のこの企画のMCに選ばれなかった理由は……『キャラに魅力がない』。かわいそうっすね……」

機「NPCとしてはそれがメリットでもある。学園のシナリオは別のキャラクターが掘り下げられるべきだったから、難しいところだね」



竹「第七位、飴覚細工(ピクセラ)

機「ステラナイツ1話ボスだね。T-fal最終話にもちょっとだけ出てきたかな。
彼女は牝狼マルコシアスのレネゲイドビーイング。獣ながら人に憧れ、人が使う道具(アイテム)を慈しむ存在だ」

竹「今回のこの企画のMCに選ばれなかった理由は……『文体がめんどくさすぎる』」

機「ああ……うん。参考資料を用意したよ」

『肯定ですが、疑問です。今回の結果を精査するに、研究の損失や戦力の低下は回避が可能でした。予想が存在するなら、撤退を推奨とラは思考します』

竹「ロールプレイ難易度がべらぼうに高い女」

機「登場時点でも会話ごとにローディングタイムが入ってたからね。労力を減らすという趣旨にそぐわない」



機「第六位、浪漫竹(ロマニティ)

竹「アタシっすね」

機「そうだね。年末のT-fal続編『Cloud Castle Coulomb's』で友好NPCとして登場、葡萄螺旋で道中のエネミーとして登場。投稿者の中でもロマニティかロマネティかで表記が揺れている」

竹「年末時点ですでにノーベクションだったんすか?」

機「うん。もともと次回以降のシナリオで出す要素を早めに公開しておく、という意味もあったらしい。オーダーオブブラック、香崎ウサキ、そしてキミだ」

竹「今回のこの企画のMCに選ばれた理由は……『ときおり狂人的思考を覗かせるものの、概ねギャルゲの友人枠で、変な含みがない。あと語尾がわかりやすい』」

機「もともとクーロンズに出演していたのが功を奏しているね」

竹「単なる新聞部ですし。青春最高!」




機「第五位、意図紡機(アーミラリ)。僕だね。まだ本編では未登場。能力は……『行動や機会に爆薬を仕掛ける』」

竹「???」

機「表情固めたままハテナマーク出してる」

竹「……増呪種エフェクト《機会時掛け》に対応するノーベクションのセルメンバーですが、字面が見るからにめんどくさそうっす。ダブルクロスを概念バトルにしたくないんすけど」

機「僕もそう思ってるけど、投稿者の中の『強そうな能力ランキング』がそっち方面に行ってるからね」

竹「今回のこの企画のMCに選ばれた理由は……『まだ公開してないキャラクターなので好きに弄れるし、敵として出てきたときの感慨もある』」

機「のちのキャラが先に出てくるの、ワクワクするからね」



竹「第四位、断刀魚(テスタロット)。ステラナイツ2話ボスとして登場っす」

機「記憶を失った剣士であり、思い出すすべを求めて放浪している。死線をくぐる際の走馬灯こそが手がかりになると考え、強者との闘争を求めていたようだ」

竹「魚要素は……」

機「なかった」

竹「今回のこの企画のMCに選ばれなかった理由は……『さまようよろいだから』。立ち絵がさまようよろいでした。モンスターの。ホイミスライム呼ぶやつ」

機「ドラゴンクエストの三次創作みたいなシナリオだし」

竹「むしろそれで出れないことあるんすね」



竹「第三位、奇術師姫(グリンダ)

機「ついにきたね。T-fal学園、ステラナイツ、陽炎、葡萄螺旋の全てに意味深なことを言う役で登場」

竹「投稿者が極めて気に入っているキャラクターでもあるっす。ダブルクロスのいち要素である記述(ディスクリプト)をコードネームにしていることからも力の入れようが伺えるっす」

機「本名はエスマ・グリンピース。留霰イチイの初期ライフパスにも『グリンピース』なる文字がある。すでにこの頃から構想はあったようだ」

竹「MCに選ばれなかった理由は……『選びたかったけどまたお前かと言われそうだから』。今更感あるっすけどね」

機「このキャンペーンのラスボスになる可能性もあるし、ギャグ時空に置いておきたくない気持ちもわかるよ」



竹「第二位、包絡龍(ディノプトリ)

機「ステラナイツにて登場、陽炎にも端役で出ている。腕をちぎり取って竜に変化させる荒技を見せた」

竹「元ネタの元ネタはハートの女王。不思議の国のアリスに惹かれているのが透けてるっす」

機「ロケハンと称して六本木でやってるアリス展にも行ったらしいからね。真面目に取っ組み合う気概はあるよ」

竹「コードネームはメガネの度数単位『ディオプトリ』に恐竜の「ディノ」を組み合わせたかばん語です」

機「MCに選ばれなかった理由は……『狂人だから』。このおちゃらけ空間でも相殺しきれないなにかが彼にはあるらしい」



竹「第一位、自融解答(ジェリマンダー)

機「キャンペーン:空白を吊るせにてPCとして参加。葡萄螺旋でも登場している」

竹「能力はデータの保存、削除、上書き。というかゲームデータっすね。このキャンペーンの元ネタであるドラゴンクエストでは、ぼうけんのしょと呼ばれてるものっす」

機「もともとPLに自由にシナリオを区切らせるようなギミックをやりたかったがゆえの能力だったけれど、ボツになった。統御しきれないとか、たいして面白さに貢献しないとかが理由だ」

竹「MCに選ばれなかった理由は……『自我がない』。良くも悪くもPC、ということだろうか」

機「この『自我がない』は伏線でもなんでもなく、単にキャラが掴めないくらいの意味合いっす」

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Q2. 香崎ウサキさんについて教えてください! 山梨県・J

機「続きまして次の質問。NPCの情報をまとめて欲しい、という要請だね。今回、負けイベを引っ提げて再登場した彼女についてだ」

竹「そういう機会もなかなかないですからね。過去シナリオに参加していない方もいることですし、ここらでひとつまとめておきましょう」(フリップを展開)

機「初出はT-fal学園。3話構成のキャンペーンで、UGNとFHが互いにリバースハンドアウトを持って、暗躍するFHを追う……というのが1話の内容」

竹「学園にはFHセルがふたつ存在していた……ってのがPC同士が交渉していくなかで明かされるポイントでした。ひとつは私たちノーベクション、もうひとつは香崎ウサキが所属していたトリプルフェイスですね」

機「香崎ウサキはシナリオヒロイン枠でありながら、1話の『ヒキ』でFHセルリーダーであることが明かされる。トリプルフェイス所属メンバーは過去にバス事故に巻き込まれており、全員が自分以外の家族を失っている。そこからずっとオーヴァードとしての安全を守るために、FHセルを標榜してきた」

機「湖に沈みゆくバスの中で、乗客たちの靴に埋もれた経験が彼女の心の奥深くに根ざしている。オーヴァードとしての靴を操る能力も、そこから生まれたものだろう」

竹「1話ではオーヴァードではなかったんすね」

機「そうだね。キャンペーン中、2話でグリンダによって覚醒。《戦力増員》を使いこなす強ボスだ」

竹「彼女が操るのは竜騎士、魔女、騎兵と中世ファンタジーの職業が多いですね。銃だの火器だのをぶっ放さないのは趣味でしょうか」

機「この頃から魔王たる適性の片鱗は見せていたようだ。レネゲイドが宿るのは、肉体、感覚、精神……そして社会性だ。彼女が将軍や兵長なら近代戦を繰り広げたかもしれないが、通り名(コードネーム)が能力を決定づけた興味深いケースと言える」

竹「学園の騒動が終わった後はFHセルを解散、UGN本部エージェントとして研鑽を積んでいます。ですが今回、グリンダが接触を図ったみたいですね」

機「……『オズの魔法使い』の南の善き魔女(グリンダ)は、主人公ドロシーに家への帰り方を教える。即ち、靴を履いて呪文を唱える方法だ」

竹「今回のキャンペーン一話でも、実はガラスの靴を履いているっす」

機「彼女もまた、レネゲイドに人生を大きく変えられた者だろう。靴を履いた彼女がどこへ帰ろうとしているのか。魔法の解けない灰被りの姫は、どんな結末を描いているのか」

機「というわけで今日はここまで」

竹「ロマニティとアーミラリのなんでも質問箱、また次回~」