おたくはどちら

つれづれ

14.すべからくは全てという意味でない

 少し前、趣味で映画史についていろいろググったり本読んだりしてたんですよ。その中で気になるタイトルがありまして、それが「リリイ・シュシュのすべて」という作品。

リリイ・シュシュのすべて』は、2001年に公開された岩井俊二監督の日本映画、またその原作および岩井俊二によるインターネットの掲示板を用いた誰でも書き込みができる実験的なインターネット小説。2004年に角川文庫から単行本が刊行されている。(Wikipediaより)


 日本映画で最初期にHD24pという規格(フィルム撮影からデジタル化へ移行する際の先駆け的存在)を使った作品として名前が挙げられていました。この監督は「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の実写ドラマの監督で原作者でもあります。


 で、せっかくなんで小説読んでみました。読んだ理由は名前がカッコよかったから。以上。絶版になってたっぽいので電子書籍で購入。アオ〜〜〜〜 - おたくはどちらで「重い作品」っつってるのがコレの話。そうなんですよ、あのね、なんかね、もう読んでくれって感じなんですけど、ゲロ重い。そしてしんどい。あとオタク的。


 この小説は「リリイ・シュシュ」と呼ばれる歌姫のファンサイトに書き込まれるネット掲示板パートと、それにまつわる主人公周りの事件とその独白パートで構成されていて、前者が人の黒歴史ノートを見ているようでひどくむず痒くなる。閉鎖的なコミュニティでの独特な身内感とか……叩きとか……複垢自演とか……よくわからん投票制度とか……ネット恋愛とかさ……列挙しただけでもうきついじゃん。クラスで普段喋らないやつがネットじゃ饒舌な様が透けて見えるじゃん。昔こういうサイトを使ってた古傷がひりひりしますね。


この小説について思うところがあったので今度書いたり書かなかったりラジバンダリするつもりです、












 でさぁ!!!!!(本題)














Twitter眺めてたら全然違うとこ(声優さん)からタイムリーに作品の名前が出てくる、マジでめちゃくちゃ怖いからやめてほしい
オタクの趣味はどっかで必ず繋がる……